PASMO(パスモ)へのチャージでポイントが貯まるクレジットカード
ピッとタッチして改札を通れる交通系ICカードは、一度使うと便利で手放せませんよね。しかもクレジットカードでチャージすれば、お得なことにポイントまで貯まります。
交通系ICカードには様々な種類がありますが、今回は関東エリアのPASMO(パスモ)に焦点を当て、PASMOをお得に利用できるおすすめのクレジットカードをご紹介していきます。
PASMOの基本からご説明しますので、交通系ICカード初心者の方もぜひ最後までお付き合いください。
この記事で紹介するクレジットカードは次の3枚です。
- To Me CARD 一般
- TOKYU CARD ClubQ JMB
- OPクレジット
詳しく見ていきましょう。
Contents
- PASMO(パスモ)の使い方とおトクなチャージ方法
- PASMOは交通系ICカード
- PASMOは日本全国で使える
- PASMOには色んなタイプがある
- クレジット一体型PASMOはチャージでポイントが貯まる!
- PASMOチャージでポイントが貯まるカードが一推し!
- クレジットカードはPASMO一体型と分離型の2タイプ
- 東京メトロをご利用の方にピッタリ!【To Me CARD】
- PASMOは未搭載!PASMOカードかモバイルPASMOが必要
- 東京メトロに乗るとメトロポイントが貯まる!
- 東急沿線がおトク!【TOKYU CARD ClubQ JMB】
- PASMO一体型と分離型を選べる
- 東急グループ店舗ではさらにポイントUP!
- TOKYU POINTとJALマイルは相互交換可能
- コンフォートメンバーズポイントが貯まる
- 東急ベル特別優待
- 海外旅行保険と国内旅行保険もついてくる
- 小田急沿線にお住まいの方にピッタリ!【OPクレジット】
- PASMOと紐づければ年会費は実質無料
- 小田急ポイントサービス加盟店でポイントがドンドン貯まる
- 最後に一つ注意点!PASMOオートチャージのエリアについて
- PASMOにはチャージでポイントが貯まるカードがオススメです!
PASMO(パスモ)の使い方とおトクなチャージ方法
まず最初にPASMOの基本からご紹介しましょう。
これまで一度もPASMOを使ったことのない方だけでなく、まだ十分に使いこなせないPASMOユーザーの方も、ぜひ最後まで目を通してくださいね。
PASMOは交通系ICカード
改札をタッチで通れるカードと言えば、首都圏のSuica(スイカ)が有名ですよね。
今回ご紹介するPASMOもSuicaと同様に、関東エリアを中心に利用されている交通系ICカードです。
・改札でタッチするだけで乗車/降車できる
・定期券の利用も可能
・提携店舗では買物にも使える
交通系ICカードはタッチするだけで改札を通れますし、コンビニなどでも現金を使うことなく簡単に清算ができます。
カードは繰り返しチャージできますので、残高が減っても買い直す必要はありません。と、ここまではどなたもよくご存知でしょう。
PASMOは日本全国で使える
PASMOを提供しているのは「株式会社パスモ」です。これは東京に拠点を持つ企業ですが、PASMOカードは関東以外の地方でも問題なく利用できます。
なぜなら全国各地の交通系ICカードにはネットワークがあり、異なるエリアでも相互利用が可能だからです。
- PASMO:株式会社パスモ
- Suica:JR東日本
- ICOCA:JR西日本
- PiTaPa:スルッとKANSAI協議会
- Kitaca:JR北海道
- manaca:名古屋交通開発機構
つまりPASMOが1枚あれば、日本全国どこでも電車やバスに乗れますし、旅行先や出張先のコンビニでもお買物ができる訳ですね。
ただし鉄道エリアをまたぐと改札を通れませんので、鉄道で長距離移動する際は気をつけてください。
PASMOには色んなタイプがある
PASMOには様々なタイプがあって、それぞれ入手方法やチャージ方法が異なります。
PASMO | 形式 | 入手方法 | チャージ方法 |
---|---|---|---|
カード | カード | 券売機等で購入 | ・現金 ・クレジットカード |
クレジット一体型 | カード | カード会社に申込む | ・現金 ・クレジットカード |
Apple Pay | モバイル | アプリで新規発行 | クレジットカード |
Google Pay | モバイル | アプリで新規発行 | クレジットカード |
この中で最も基本的なのがPASMOカードです。PASMOカードは、沿線の駅の券売機や窓口で、チャージ済みのものを購入することができます。
PASMOカードの購入時には、チャージ代金の他にもデポジット(保証金)として500円が必要ですが、これはカードを返却する時に返してもらえます。
モバイルタイプのPASMOは完全無料で、いつでもアプリで新規発行できます。もしも既にPASMOカードをお持ちなら、スマートフォンのカメラ機能を使ってアプリで読み取ることも可能です。
ただしクレジットカードと一体型のPASMOは、アプリで読み取ることができませんのでご注意ください。
クレジット一体型PASMOはチャージでポイントが貯まる!
これからPASMOを始めようという方には、クレジット一体型のPASMOが一番便利でしょう。
何故ならクレジット一体型PASMOを申し込めば、PASMOだけでなく、PASMOにチャージできるクレジットカードも同時に手に入れることができるからです。
しかもチャージするとポイントまで貯まります!通常は割引サービスのない電車やバスも、これでちょっとトクできますよね。
PASMOチャージでポイントが貯まるカードが一推し!
ただしPASMOにチャージするのは、どのカードでもいいという訳ではありません。
実はPASMOにチャージできてポイントも貯まるクレジットカードは、数が限られているのです。以下にPASMOに最適なクレジットカードをご紹介しましょう。
クレジットカード | タイプ | PASMOチャージ還元率 |
---|---|---|
TOKYU CARD ClubQ JMB | 一体/分離 | 1.0% |
TOKYU CARD ClubQ JMB ゴールド | 一体/分離 | 1.0% |
To Me CARD 一般 | 分離 | 0.5% |
ソラチカ一般カード (ANA To Me CARD PASMO JCB) |
一体 | 0.5% |
OPクレジット | 分離 | 0.5% |
OPクレジット ゴールド | 分離 | 0.5% |
パスタウンPASMOカード | 一体 | 0.5% |
京王パスポートVISAカード | 分離 | 0.5% |
東武カード | 分離 | 0.5% |
東京スカイツリー東武カードPASMO | 一体 | 0.5% |
横浜交通hama-eco card | 分離 | 0.5% |
京成カード(オリコ) | 分離 | 0.5% |
SEIBU PRINCE CLUBカード | 分離 | 0.5% |
相鉄カード | 分離 | 0.5% |
クレジットカードはPASMO一体型と分離型の2タイプ
上の表で「一体」となっているのはPASMOが搭載されているクレジットカードで、「分離」はPASMOが搭載されていないカードです。「一体/分離」のカードは、申込時にお好きな方を選ぶことができます。
クレジット一体型PASMOを選んだ場合、そのクレジットカードでチャージできるのは搭載されたPASMOだけです。
なので既にお持ちのPASMOカードにチャージしたい方や、モバイルPASMOを利用したい方は、PASMOが搭載されていない分離型のカードを選ぶ必要があります。
次章ではPASMOにチャージできるクレジットカードについて、さらに詳しく解説していきましょう。
東京メトロをご利用の方にピッタリ!【To Me CARD】
最初にご紹介するのは「To Me CARD 一般」です。
このクレジットカードは年会費が無料で、どなたも気軽に申し込めますが、特に東京メトロをご利用の方に最適な1枚です。これからこのカードの詳細をご説明しましょう。
PASMOは未搭載!PASMOカードかモバイルPASMOが必要
To Me CARD 一般にはPASMOが搭載されていません(分離型)ので、このカードは既にPASMOカードをお持ちの方か、スマートフォンでPASMOを利用する方におすすめです。
【PASMO】分離型
【PASMOチャージ還元率】0.5%
【年会費】無料
いずれもPASMOにオートチャージを設定できますし、チャージの度に0.5%分のポイント(永久不滅ポイント)が貯まります。
東京メトロに乗るとメトロポイントが貯まる!
またこれとは別に、PASMOで東京メトロに乗ると「メトロポイント」も貯まります。
実は「To Me CARD」シリーズのカード会員には、東京メトロの乗車でポイントが貯まる「メトロポイントPlus」という、お得なサービスが適用されるのです。
メトロポイントPlusは、カードの種類によってポイント付与率が変動します。今ご紹介しているTo Me CARD 一般は、メトロポイントの付与率が一番低いですね。
「To Me CARD」 | 平日 | 土休日 |
---|---|---|
To Me CARD 一般 | 2ポイント | 6ポイント |
ソラチカ一般カード (ANA To Me CARD PASMO JCB) |
5ポイント | 15ポイント |
ソラチカゴールドカード (ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD) |
20ポイント | 40ポイント |
ソラチカ一般カードやソラチカゴールドカードなら、東京メトロの乗車時だけでなく、PASMOでお買物をする際にもメトロポイントが加算されますよ。
特にANAマイルを貯めている方は、ぜひソラチカカードもご検討ください。
東急沿線がおトク!【TOKYU CARD ClubQ JMB】
次にご紹介するのは「TOKYU CARD ClubQ JMB」です。
これは東急沿線にお住まいの方にとって、非常にメリットの多いクレジットカードです。では詳細を見ていきましょう。
PASMO一体型と分離型を選べる
このクレジットカードには、PASMO搭載(一体型)と非搭載(分離型)の2タイプがあります。
搭載されたPASMOを使うなら一体型を、他のPASMOカードもしくはモバイルPASMOを使いたい方は分離型を選びましょう。
TOKYU CARD ClubQ JMBは基本の還元率が高いため、どこで使っても1%還元です。PASMOのチャージでも、金額に対して1%分のポイントが貯まります。
【PASMO】一体型/分離型
【PASMOチャージ還元率】1.0%
【年会費】1,100円(税込) 初年度無料
年会費はかかりますが、還元率が高く、優待など特典も利用できますので、年間1,100円相当以上の還元を得ることは難しくないでしょう。
東急グループ店舗ではさらにポイントUP!
TOKYU CARD ClubQ JMBの還元率は1%ですから、基本的にどこで使っても効率よくポイントが貯まります。
特に東急グループ店舗でTOKYU CARD ClubQ JMBで決済するとおトクで、還元率が以下の様にアップします。
- 東急ストアネットスーパー:1.5%
- 東急ストア・プレッセ:1.5%
- 東急百貨店・ShinQs:3%(食品は1%)
- 東急プラザ:3%
中でも東急ストア・プレッセでは、月間利用額に応じてボーナスポイントまで加算されます。
貯めたTOKYU POINTは東急グループの店舗でのショッピングに使える他に、PASMOにチャージすることもできます。
TOKYU POINTとJALマイルは相互交換可能
TOKYU CARD ClubQ JMBはJMB機能付きですから、JALに乗るとJALマイルが貯まります。
フライトで貯めたマイルはTOKYU POINTに交換できますし、ショッピングやチャージで貯めたTOKYU POINTをマイルに移行することも可能です。
10,000 JALマイル = 10,000 TOKYU POINT
東急沿線にお住まいでJALマイルを貯めている方には、TOKYU CARD ClubQ JMBは絶対オススメです。
コンフォートメンバーズポイントが貯まる
Mastercardブランドを選ぶと、東急ホテルズではコンフォートメンバーズポイントが貯まります。
・全国の東急ホテルズの宿泊、ホテル内のレストラン・バーで貯まる
・100円ごとに5ポイント付与
このサービスを利用したい方は、入会時にVISAではなくMastercardブランドを選んでください(VISAブランドにはコンフォートメンバーズ機能が付いていません)。
東急ベル特別優待
またTOKYU CARD ClubQ JMBの会員には、東急ベルの特別優待が適用されます。
ハウスクリーニングや家事代行、シニアライフサービスまで幅広く請け負ってくれる東急ベルのサイトも、ぜひ定期的にチェックしてくださいね。
海外旅行保険と国内旅行保険もついてくる
TOKYU CARD ClubQ JMBには以下の旅行保険がセットされています。
利用付帯ですのでこのカードで旅行費用などを支払う必要がありますが、この年会費で国内旅行保険まで付帯するのはお値打ちですよ。
・国内旅行傷害保険 最高1,000万円(利用付帯)
小田急沿線にお住まいの方にピッタリ!【OPクレジット】
小田急沿線にお住まいなら、OPクレジットがオススメです。年会費は実質無料で、コスパの良いのが特徴です。以下にこのカードの詳細をご紹介しましょう。
PASMOと紐づければ年会費は実質無料
このクレジットカードにはPASMOは搭載されていませんので、既にPASMOカードをお持ちの方・モバイルPASMOを利用したい方に向いています。
年会費は条件付き無料(年に一度も利用なき場合は税込550円)ですが、PASMOを紐づけて利用すれば実質永年無料になります。
【PASMO】分離型(非搭載)
【PASMOチャージ還元率】0.5%
【年会費】550円(税込)初年度無料、前年カード利用で次年度も無料
小田急ポイントサービス加盟店でポイントがドンドン貯まる
OPクレジットの基本の還元率は0.5%、PASMOチャージ還元率も0.5%ですが、以下の様な沿線の小田急ポイントサービス加盟店ではポイントが上乗せされておトクです。
またこれら加盟店では、貯めたポイントを1ポイント=1円としてショッピングに利用できるのも便利ですよね。
- ドンクエディテ:+0.5%
- 宮越屋珈琲 代々木上原店:+1.0%
- 天丼てんや 多摩センター店:+1.0%
- JINS 新宿小田急エース店:+1.0%
- 成城石井 多摩センター店:+1.0%
- ドトールコーヒーショップ千歳船橋店:+0.5%
最後に一つ注意点!PASMOオートチャージのエリアについて
最後に、これまでご紹介してきたクレジットカードの重要な機能「PASMOオートチャージ」について、一つ注意点があります。
PASMOは日本全国どこでも使えると言いましたが、実はオートチャージの入金が実行されるためには、所定エリア内の鉄道改札を利用する必要があるのです。
PASMOのエリアはPASMOエリアとSuicaエリアの両方に跨っていて非常に広範囲ですが、これを外れるとオートチャージが実行されません。
○有効:PASMOエリア
○有効:Suicaエリア
×無効:それ以外のエリア
エリア外でオートチャージ設定済みのPASMOカードを利用する際には、残高不足になる前に手動でチャージする必要があります。
現金でのチャージではポイントが貯まりませんので、PASMOはできるだけオートチャージが有効なエリア内で利用するようにしましょう。
PASMOにはチャージでポイントが貯まるカードがオススメです!
PASMOにおすすめのクレジットカードをご紹介しました。これからPASMOを使いたい方は、ぜひ今回ご紹介した中から、チャージ用のクレジットカードを選びましょう。
これ以外のカードでは、チャージができてもポイントが貯まらない場合がありますので気をつけてくださいね。
交通系ICカードは利便性だけでなく、やはりお得度も大事です。お得なクレジットカードとセットで使って、毎日の生活の中で効率よくポイントを貯めてください。